【全日本選手権2日目】丸岡 低調エンジンを立て直し最高潮

[ 2012年10月25日 06:00 ]

2度目の全日本選手権制覇へ、好走を続けている丸岡正典

 機歴を覆す快走だ。SG「第59回全日本選手権」は24日に2日目が終了した。08年のまるがめ大会以来2度目のSG制覇を狙う丸岡正典(33=奈良)は3戦2勝、3着1回と順風満帆の走りを披露。低調エンジンを立て直し、仕上がりも申し分なしだ。25日は12Rに登場するが、ここで白星を飾れば、26日の予選最終日を楽な立場で迎えられる。予選通過、さらには準優1号艇獲得を目指してパワー駆けを見せる。

 08年の覇者・丸岡が、ワースト機とのコンビとは思えない走りを続けている。今節の相棒42号機は、使用52機の中で最も2連対率が低いエンジンだった。しかし、初日を3、1着でまとめると、2日目2Rを逃げ切って得点率2位タイに浮上。それも、2Rの上がりタイム1分45秒3は、現行エンジンのレコードだ。「初日から中間速が良かったので何もしてないが、気温が下がったおかげで、さらに良くなった。スタートも決めやすいし、このまま」と、既に仕上がりも納得の域に達している。

 丸岡は08年の全日本選手権でSGウイナーの仲間入り。この時は、優勝戦で瓜生とデッドヒートを繰り広げた。きょう3日目に丸岡が2号艇で臨む12Rは、偶然にもその瓜生が1号艇。因縁の相手を再び破り、2度目のダービー制覇に向けて弾みをつける。

 この丸岡を抑え、得点率1位に立っているのは3戦3勝の川北。2日目11Rで今節2度目のまくり勝ちを飾ったように、とにかくスリット付近の行き足が強力だ。3日目の2走はカドとインで臨めそうな枠番だけに、無傷の5連勝を飾っても不思議はない。

 この他では、まだ4着以下に負けていない太田、白井、池田、吉川、浜野谷らの気配が目立つ。横沢も「太田さんと差を感じなかった」と話しており、水準以上のパワーを引き出している。石川は本体整備で機力アップに成功したが、2日目12Rの2周2Mで接触し転覆。ただ、減点はされておらず、足落ちさえなければ十分に巻き返し可能だ。

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2012年10月25日のニュース