【名人戦】断トツの整備力 西島、正解でた!

[ 2012年4月26日 06:00 ]

<名人戦>外枠となった2日目も1着、2着でまとめた西島

 断トツの調整力を誇る西島義則(50=福岡)が本格化。第11回大会(10年・徳山)に続く2度目の名人制覇へ臨戦態勢を整えた。エース機を操る日高逸子(50=福岡)、2連勝をマークした井川正人(54=長崎)で早くもパワー3強が見えてきた。今村豊(50=山口)、大嶋一也(54=愛知)はVを目指すためにも、もうワンランク上のパワーが欲しい。

 2日目はドリーム戦組の名人3強の西島、今村、大嶋が大暴れ。中でも前検日、真っ先に本体整備に着手しゴーサインを出した西島が強烈な存在感を放っている。

 ドリーム戦では枠より内の2コース奪取で差し切り白星発進。「本体に力が出たので次はプロペラ調整」と先に進むことになったが、2日目は外枠ということを考慮し試運転で伸びていたペラを使用。結果、2走共にスロー起こしとなったが「初日のペラも行き足がいいが、こっちの方が伸びを含め全体にいい」と選択バッチリ。

 2日目9Rは2着に敗れたが、ゴール前では先行する亀本の真後ろまで迫り、強力な気配をアピール。第11回大会に続く2度目の名人戦制覇が見えてきた。

 機力面ではエース機と組んだ日高が西島に匹敵する強パワー。課題は「風向きが変わり、スタート勘がつかめない」と話すようにスタートに絞られたが、2日目後半11Rではコンマ17のトップスタートから危なげのないイン逃げを決めた。課題はクリアしつつある。2連勝の井川も伸びを中心にトップ級のパワーを引き出している。

 2日目を2連勝で飾った大嶋は「普通」との自己評価。「スタートの行き足がもっと欲しい」と上位と比べてパンチ力を欠く印象。今村は足併せから伸びが目立たず、完全な出足型になっている。

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2012年4月26日のニュース