【天皇賞・春】ジョーダン 反応抜群!1F12秒6

[ 2012年4月26日 06:00 ]

<天皇賞・春>ティアモブリーオ(右)と併せ馬で追い切るトーセンジョーダン

 オルフェと同じ池江厩舎の昨秋天皇賞馬トーセンジョーダンが一変のド迫力。騎乗した岩田康誠騎手(38)も逆転Vに闘志を燃やしている。

 さすがは天皇賞馬。トーセンジョーダンが休み明けの大阪杯(3着)を叩いて一変だ。CWコースで僚馬ティアモブリーオ(5歳1000万)を6馬身後ろから追走。4コーナーでは手綱を抑えたままで並び、軽く気合をつけた程度でグイッと半馬身前に出た。全身を使ったしなやかなフットワーク。ラスト1F12秒6と抜群の反応で応えた。

 前夜、中山競馬場のブリーズアップセールからトンボ返りした岩田は「あれ?自分は(G1恒例の)共同会見がないの」と 開口一番ぼやき節!?しかし、続けて強気の言葉がポンポン飛び出した。

 「ステッキは入れてないけど先週に比べて余裕を持って走っていた。並びかけて、抜き去るときの速さは先週以上。面白いレースになるな。オルフェーヴルは確かに強いけど、見せ場は必ずつくれるし勝てるだけの馬。もしオルフェに何かがあれば、俺が勝つ」

 豪華2頭出しの池江師も「上積みだけならオルフェ以上。距離も血統からは微妙だけど折り合いに問題にないのと、この馬のスタミナでこなしてほしい。休み明けは動かないけど前走で闘魂を注入してくれた。レース翌週から馬がガラッと変わった」と身内の敵!?の上昇に戦々恐々だ。

 昨秋天皇賞はレコードV。オルフェと唯一対戦した暮れの有馬記念5着は「タメ殺ししてしまった」(同師)と決して勝負付けは済んでいない。

 「岩田君は遠慮せず勝ってくれ」と送り出す指揮官。今年G1・2勝の好調男は「どんなレースもできる馬だし、出来もすこぶるいい。それだけ、期待されている馬に乗るんだから。俺は期待に応える。指名に応える」と力強く結んだ。

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2012年4月26日のニュース