菊以来!アサクサ再びキングス!/京都記念

[ 2009年2月22日 06:00 ]

 菊花賞馬が淀で鮮やかな復活劇だ。古馬重賞「第102回京都記念」が21日に行われ、アサクサキングスが1番人気サクラメガワンダーを首差抑え込んで07年菊花賞以来の優勝を飾った。

 堂々の先行押し切り。四位も気合が入っていた。「やっぱりG1馬だからね。負けられない気持ちがあった。ここ2週の動きが良かったし、京都も相性がいいからね」と笑顔。昨年は未勝利に終わり不本意だったが、芝中長距離の最前線に再浮上。今後について大久保龍師は「ゆっくり考えます」とした。天皇賞・春か、シンガポール航空国際C(5月17日、クランジ芝2000メートル)の海外遠征も視野に入れている。

 ◆アサクサキングス 父ホワイトマズル 母クルーピアスター(母の父サンデーサイレンス)牡5歳 栗東・大久保龍厩舎所属 馬主・田原慶子氏 生産者・北海道千歳市社台ファーム 戦績17戦5勝 総収得賞金4億3683万1000円 主な勝ち鞍は菊花賞、きさらぎ賞。調教師、父の産駒とともに1年4カ月ぶりのV。

 ▼さすが京都巧者 京都記念を制したアサクサキングスは07年のきさらぎ賞、菊花賞に続く重賞3勝目で、競馬場はすべて京都。08年天皇賞・春3着もあり、京都はめっぽう得意。四位は96年以降、14年連続重賞勝ちを決めた。

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2009年2月22日のニュース