櫻坂46小林由依 笑顔の卒業公演 欅坂46の1期生加入から8年半…「私にとっての青春」恒例あおりも

[ 2024年2月2日 00:00 ]

卒業コンサートを行った櫻坂46の小林由依 (撮影・上山陽介)
Photo By スポニチ

 櫻坂46の小林由依(24)が1日、東京・国立代々木第1体育館で卒業コンサートを行った。2015年結成の前身「欅坂46」1期生として8年半を駆け抜け、この日をもってグループを巣立つ。「私にとっての青春。たくさんの人に支えられて、今日まで幸せに生きてこれました」と笑顔の花を咲かせた。

 アンコールを求める声が響き、ペンライトにともった青と黄色の光が揺れる。革とドライフラワーをあしらったパンツドレスを着た小林が現れると、温かい拍手が送られた。メンバーやスタッフ、そしてファンたちに感謝を伝え、「8年半凄くつらかったこともあるんですけど、本当に楽しかった」と活動を振り返る。言葉を選びながらもしっかりとした口調で伝えられる思いにを聞き、目を潤ませるファンもいた。

 加入当初はダンスも歌も未経験。それでもストイックに技術を磨き上げ、今では切れのあるダンスと、低音のブレない高い歌唱力が武器になった。ギターの弾き語りもでき、クールビューティーなビジュアルでモデルとしても活躍。「欅…」だった18年には、当時一部活動を休止していたセンターの平手友梨奈(22)の代理で、レコード大賞やNHK紅白歌合戦でセンターを務めた。パフォーマンスの軸、そして中心メンバーとしてグループを引っ張ってきた功労者だ。

 ライブでは、小林が荒っぽい口調で観客をあおるのも恒例。タオルを振って盛り上がる曲「危なっかしい計画」では「腕がちぎれるまでぶん回せ!」と叫び、大歓声に包まれる。サバサバした性格ながら仲間思い。背中で示す姿勢に憧れるメンバーも多く、キャプテンの松田里奈(24)は「由依さんの格好いい背中を追ってきたからこそ、今の櫻坂のパフォーマンスがある。由依さんがいない不安もあるけど、それを乗り越えていけるように活動していきたい」と決意。メンバーは涙ながらに、小林に感謝を伝えた。

 公演は前日の1月31日と合わせ2日間で2万4000人を動員。小林のソロ曲「君がサヨナラ言えたって…」や新曲「承認欲求」など全19曲を披露。小林は「大満足のライブでした!」と満面の笑み。最後まで涙は見せず凜(りん)とした表情で、振り返ることなくステージを後にした。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年2月1日のニュース