TBS「下剋上球児」⑤ 「野球を知らない人の目線」大事に

[ 2023年11月3日 07:00 ]

甲子園出場を目指す選手たち(c)TBSスパークル/TBS 撮影:ENO
Photo By 提供写真

 弱小の高校野球部の奮闘を描く、鈴木亮平(40)主演のTBS日曜劇場「下剋上球児」(日曜後9・00)。新井順子プロデューサーが大事にしていることは「野球を知らない人の目線」だ。

 新井氏は「野球のシーンが長いと中だるみする。野球を知っている人が撮ると、どうしても野球が好きな人に向けた映像になってしまう。野球が分からない人には伝わりません」。だからこそ、スタッフの中で野球を知らない人の意見も聞く。アニメを組み込むなどの工夫も凝らした。

 制作陣は新井氏をはじめ、塚原あゆ子監督、脚本の奥寺佐渡子氏と女性がそろった。野球をテーマにした作品としては異例だ。塚原監督も野球を知らない側。「プレーにどう感情を乗せるか、そのプレーが起こったことで感情がどう変化したのか」といったことを重視しているという。

 一方で、野球のシーンにはCGなどの特殊効果は一切使わない。新井氏は「投手はストライクが入るまで、スライダーを投げるならちゃんと曲がるまで。疲れとか腕が痛いとか、ストライクが入らなくてイライラするとかが表情に出ますね」と裏側を明かした。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年11月3日のニュース