夏木マリ 「あまり個性出さずに」音声ガイド挑戦 「年を重ねて…」

[ 2023年10月10日 16:19 ]

特別展「やまと絵-受け継がれる王朝の美-」の音声ガイドナビゲーターを務めた夏木マリ (撮影・小田切 葉月)
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 女優の夏木マリ(71)が10日、台東区・「東京国立博物館 平成館」であす11日から開かれる特別展「やまと絵―受け継がれる王朝の美―」の取材会に登場した。同展の音声ガイドナビゲーターを務める。「私自身、個性が強い方。作品の邪魔にならないように時間内に話すのは難しかった。あまり個性を出さす、作品に沿ってお話をしました」と振り返った。

 この日は展示にちなみ、「北斎の絵にインスピレーションを受けた」という雀(すずめ)踊りの模様をあしらった和装で登場。これまではヨーロッパなどの歴史に触れることが多かったが、「年を重ねて日本の美術や歴史に興味が湧いてきた。日本の受け継がれている作品を勉強しないといけないな…って思っていたときにオファー。とても勉強になりました」と笑顔を見せた。

 やまと絵とは平安時代前期に成立し、さまざまな変化を遂げながら描き継がれてきた。「言葉の響きからおとなしいイメージだったのですが、割と大胆不敵な絵が多い。絵師の底力を感じますし、お話を面白い。エネルギーや突拍子のなさ、今を表現しているフィロソフィーを感じる」と語った。

 今年デビュー50周年を迎えた自身、展示会で刺激を受けたと明かす。「私も“今”を表現したいと戦っている。自分が発信していくものが、夏木マリとして認知してもらえるように頑張りたい」と意気込んだ。
 展示は12月3日まで。

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