「どうする家康」まさかの父・織田信秀黒幕説?ネット提唱 家康にフラれた信長の孤独「哀れ」「親の呪い」

[ 2023年7月17日 08:00 ]

大河ドラマ「どうする家康」第27話。12歳の息子・織田信長に、厳しい教えを授ける織田信秀(藤岡弘、・左)(C)NHK
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は16日、第27話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第27話は「安土城の決闘」。京の本能寺で織田信長(岡田准一)を討つ計画を家臣たちに明かした徳川家康(松本潤)。並々ならぬ家康の決意に、家臣団の意見は真っ二つに割れる。やがて家康たちは信長に招かれ、安土城へ。酒宴の席、家康は供された鯉が臭うと言い始める。激高した信長は饗応役の明智光秀(酒向芳)を打ちのめし、追放。その夜、信長と2人きりになった家康は…という展開。

 2人は決裂。信長は“失恋”した。

 瀬名(有村架純)と松平信康(細田佳央太)の自刃を「くだらん」と評され“狸おやじ化”した家康も信長に激高。激しく口論を繰り広げた。信長は「(幾人も殺めた)この報いは、必ず受けるであろう。俺は誰かに殺される。誰よりも無残にな。だが、俺は覚悟はできている」「大変なのは、これからなんじゃ。戦なき世の政(まつりごと)は、乱世を鎮めるより遥かに困難じゃろう」「恨め。憎んでもいい。だから、俺の側で、俺を支えろ」と孤独な胸中を明かした。

 家康の目から涙がこぼれ落ちる。「私には、あなたの真似はできん。したいとも思わん。わしは、わしのやり方で世を治める。確かに、わしは弱い。だが、弱ければこそできることがあると、わしは信じる。行き詰まっておるのは、お主ではないのか。(信長の耳元で)弱き兎が、狼を食らうんじゃ」――。

 信長は「なら、やればいい。俺はわずかな手勢を率いて、京に向かう。本当におまえが俺の代わりをやる覚悟があるなら、俺を討て。待っててやるさ。やってみろ」――。家康は信長をにらみ、足早に立ち去った。信長は深くため息をついた。

 尾張・那古野城、信長12歳。織田信秀(藤岡弘、)は「誰よりも強く、賢くなれ。お主の周りはすべて敵ぞ。誰もがこの首を狙っておる。身内も家臣も、誰も信じるな。信じられるのは、己一人。それがお主の道じゃ」――。

 信長の人格形成に多大な影響を与えたのが、父の“スパルタ教育”と判明。SNS上には「まさかの織田信秀(信長のパパ)黒幕説浮上」「何だ、この物語。まさかの、ここにきて。戦国の怪物・織田信秀公が物語最大の黒幕説ある」「ここにきて信玄→勝頼、信秀→信長→五徳(解呪)と親の呪いが子を滅ぼす話。家康が幼少期に実父と死別して、実質的な父が今川義元だったのが響いてくる」「『信じなければ信じてもらえん』by古い家臣、『身内も家臣も誰も信じるな』by父・信秀。逆境でも家臣に守られた家康と実の父に厳しく育てられた信長。独裁者になり、深い孤独を味わうことになった信長の哀れ」「父・信秀から『誰も信じるな』と教え込まれた今作の信長、母からの承認を受けたいところから始まって承認要求を拗らせていった『麒麟がくる』の信長と何か共通点あるな」などの声が上がった。

 信長は孤独の果てに…。次回第28話は「本能寺の変」(7月23日)が放送される。

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