ryuchell LGBT法案「差別」文言入りに賛成も 中曽根氏のトイレ発言には「全く別」

[ 2023年2月22日 22:26 ]

タレントのryuchell
Photo By スポニチ

 タレントのryuchell(りゅうちぇる=27)が22日放送のABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)に生出演。性的少数者(LGBT)への理解増進法案の行方について持論を述べた。

 今国会中に成立を目指しているLGBT法案。争点になっているのは野党の主張で加わった「差別は許されない」との文言。超党派LGBT議連は文言を入れた法案成立を目指しているが、自民党内では「訴訟が続発する」などとして、文言を入れることへの反発や慎重な意見も根強い。

 自民党の中曽根弘文元外相もこの日の二階派会合で、「男性の体をしているが、私は女性だという方が駅などの女性トイレに入り、『出て行ってください』と言うと、『差別だ』と言われかねない」と指摘した。

 この問題にryuchellは「当事者の方々って、自分に差別発言があったとしても割り切っている方もいるじゃないですか。例えば私だったら、馬鹿にされた発言されても割り切って“分かっているから”みたいな感じで。強い弱いじゃないけど、言い返せる人もいるけど、法律ってそういう方々に合わせるものではないじゃないですか」と性的少数者の中でも様々な人に寄り添うべきだとした。

 そして、取り巻く環境が変わらない現状を考えれば「差別は許されないって文言を入れちゃってもいいじゃないかとも思う」と語った。ただ、中曽根氏の発言については「お風呂とかトイレの問題は全く別だと思う。そこをごっちゃにされたら難しくなる」と別々の問題として議論していくべきだと語った。

続きを表示

2023年2月22日のニュース