ファン待望!話題のNHK男女逆転「大奥」今秋シーズン2放送決定「医療編&幕末編」1期は3・14最終回

[ 2023年2月22日 07:00 ]

今年秋の「Season2」放送が決まったドラマ10「大奥」(C)NHK
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 “男女逆転の大奥”を描き、SNS上で話題を集めているNHKドラマ10「大奥」(火曜後10・00)の「Season2」が制作され、今年秋に放送されることが決定し22日、番組公式ツイッターで発表された。今年1月からオンエア中の「Season1」は3月14日に最終回(第10話)を迎え「八代将軍吉宗・水野祐之進編」が完結。第2期(第11話~)は10代・徳川家治の時代から再開され、幕末へと進む。よしながふみ氏の同名傑作コミックを物語のラスト・大政奉還まで初めて映像化することが当初からの目玉だった今作。インターネット上には「全何話?」「何クール?」などの声が続出し、放送期間が注目されていたが、ファン待望の「Season2」発表となった。

 原作は「西洋骨董洋菓子店」「きのう何食べた?」などで知られる漫画家・よしなが氏が、隔月刊誌「MELODY」(白泉社)に2004年8月号から21年2月号まで連載した同名人気作。3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを紡ぎ、センセーションを巻き起こした。ジェンダー、権力、病など現代社会が直面する課題を大胆な世界観で鮮やかに描き、全19巻は累計600万部(紙・電子)を誇る。

 過去計3度、ドラマ化&映画化されたが、今回は家光編から幕末・大政奉還まで初めて映像化。脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」、TBS「JIN―仁―」「義母と娘のブルース」「天国と地獄~サイコな2人~」などのヒット作を生み続ける森下佳子氏。主題歌はシンガー・ソングライターの幾田りらが新曲「蒲公英」(たんぽぽ)を書き下ろした。

 「Season2」も引き続き、脚本は森下氏が執筆。8代・吉宗の遺志を継ぐ若き蘭方医たちが奇妙な病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」撲滅へ立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を描く。大筋は原作通りのストーリー展開だが、ドラマは「医療編」「幕末編」と銘打つ。

 「Season1」は家光役を堀田真由、綱吉役を時代劇初挑戦の仲里依紗、吉宗役を時代劇初挑戦の冨永愛が熱演。SNS上で大反響を呼んでいる。同時・見逃し配信サービス「NHKプラス」における初回(1月10日)の視聴数は、同サービスで配信された同局の連続テレビ小説・大河ドラマを除く全ドラマの中で歴代最高を記録した。

 「Season2」の主要キャストは今年春発表。再び大きな注目が集まる。

 【Season2あらすじ】

 <10代・家治>老中となった田沼意次は吉宗の遺志を継ぎ、大奥に蘭方医を集めて赤面疱瘡の治療法開発を進める。中心となる蘭方医の青沼、平賀源内の助けも得て人痘に成功するが…。

 <11代・家斉>男将軍として就任した家斉だが、政治に口を出すことは許されず、実権は母・治済が握っていた。治済は家斉に子づくりを強制。その一方、生まれた子らを退屈しのぎに暗殺していく。そんな中、家斉は治済に隠れて黒木らに接触し、極秘裏に赤面疱瘡研究を再開…。

 <13代・家定>1853年(嘉永6年)に黒船が来航すると江戸は大騒動となり、12代・家慶は急死。家定が13代将軍となる。家定は老中・阿部正弘と総取締の瀧山とともに開国を進めていく。そんな中、家定はのちの天璋院・島津胤篤を夫に迎えることに…。

 <14代・家茂>14歳で女将軍の座に就いた家茂が京から迎えた正室・和宮。公武合体のために嫁いできた孝明天皇の弟…のはずが、来たのは和宮の姉だった…。

 <大政奉還、そして>新政府軍を率いる西郷隆盛は「外国は男たちが統治しているのに、徳川は女たちが統治。こんな恥ずべき歴史は即刻、消すべき」と。焦土戦もいとわぬ新政府に対し、歴史の書き換えと引き換えに女たちは江戸城総攻撃を回避し…。

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