日本テレビ「ブラッシュアップライフ」　無駄のないバカリマジックに注目

新感覚ドラマの脚本を手掛けるバカリズム
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　日本テレビドラマ「ブラッシュアップライフ」（日曜後10・30）は、安藤サクラ（36）演じる主人公がひょんなことから人生をゼロからやり直す物語だ。お笑い芸人のバカリズム（47）が脚本を手掛けている。

　小田玲奈プロデューサーは物語の設定で最大のミソを「カタルシスを生むものがないこと」と明かす。通常、今作のような“タイムリープ”作品では、主人公は自らの運命や大切な人の運命を変えるために生まれ変わることが多い。だが、今作の主人公は違い、平凡な女性が平凡な人生をやり直していく。

　「転生」という壮大なテーマながら、描いているのはありふれた日常。「台本にはしないようなことを台本にする」というバカリズムならではの新感覚ドラマだ。

　小田さんは今後の展開について「前半戦はゆるゆるとした会話劇だったのに後半にそれが回収されていく。無駄なところが一つもない」とアピール。全てのシーンに意味があるといい、今後どんなバカリズムマジックが起きるのか目が離せない。