永瀬王座 白星発進も反省、中盤リード奪われ「内容良くなかった」王将戦挑戦者リーグ

[ 2022年9月22日 05:25 ]

白星発進の永瀬拓矢王座。感想戦で指し手を振り返る(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグは21日、東京都渋谷区の将棋会館で1局を行い、後手の永瀬拓矢王座(30)が102手で糸谷哲郎八段(33)に勝った。

 角交換早繰り銀を採用して早めに仕掛けた糸谷に対し、永瀬も52手目に△3九角と積極策を見せたもののやや不発。中盤から終盤の入り口にかけてリードを奪われたが、糸谷の猛攻を柔らかくかわして逆転勝ちし「対応が難しい将棋。内容が良くなかったので(2局目以降は)内容を良くして頑張りたい」と話した。

 一方で糸谷は87手目の▲6二銀を「最悪でした。全然だめ」と悔やむばかり。感想戦では「頭悪いです」を繰り返していた。

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2022年9月22日のニュース