秋元康氏 海外進出への強い思い「僕らが世界とやらなきゃいけないなと」 韓国エンタメにも言及

[ 2022年9月16日 12:31 ]

秋元康氏
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 作詞家でプロデューサーの秋元康氏(64)が15日放送のテレビ東京「カンブリア宮殿」(木曜後11・06)にゲスト出演。海外進出への思いを語った。

 同番組は800回記念として、秋元氏を2週連続で特集。秋元氏は10代で放送作家としてデビュー以来、作詞家として「おニャン子クラブ」の楽曲や美空ひばりの「川の流れのように」、そして、2006年からAKB48を、2011年からは乃木坂46をプロデュースし、社会現象を起こした。番組では、64歳になった現在も365日、膨大な仕事量をこなしている秋元氏の日常に密着した。

 秋元氏は海外進出について「企画とか面白いものはちゃんと国境を越えるんだなというのがあるので、僕らの先輩もチャレンジしたが、なかなかうまくいかないで諦めてきたところがある。どこかで、僕らが世界とやらなきゃいけないなというのがある」と使命感を口に。現在は自身が企画や原作などを手掛けたテレビ東京「共演NG」、日本テレビ「あなたの番です」といったドラマの英語版リメークのプロジェクトも進んでいるといい、「それとは別に、単独にハリウッドでやるものを今は多く作っています」としつつ「音楽だけがなかなか難しい。ハードルが高い」ともらした。

 勢いのある韓国のエンタメコンテンツについては「やはり凄い。1つは国策。映画産業やドラマなど『映像』を応援した。学校を作り、留学させたり、ハリウッドから先生を呼んだりして、そういう意味では日本もそこを育てないといけないんじゃないかなと思う」と見解を示した。

 「日本のアイドルも海外を意識して作っていくことになるのか」との話には「これからなると思う」と秋元氏。「ただ、両方だと思うんです。もしかしたら、すべてがウォルト・ディズニーに憧れないアニメ業界が“自分たちは自分たちでやる”と言ったのが今のような日本独自の“最強のアニメの世界”を作ったかもしれない」との見方も示し、「エンターテイメントも誰かが行って、“通用しない 絶対無理”と言われながらも、そこで何か結果を残して、ここにできた道から次の日本から生み出すエンターテインメントが広がっていくのではと思う」とした。

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2022年9月16日のニュース