橋下徹氏 10割増し商品券に市民殺到、大混乱に「マイナンバー制度があるんで、これをフル活用すれば」

[ 2022年9月12日 11:08 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が12日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。宮城県多賀城市が経済対策で発行した市民限定の10割増し商品券の追加販売が10日に市役所で先着順に行われ、購入希望の市民が殺到して混乱したことについて言及した。

 番組では、行列は最大1キロ以上になり、周辺では交通渋滞が発生するなどし、宮城県の最高気温は29・6度だったこともあり、救急搬送される人も出たことを伝えた。また、市民の「行列を整理する職員の姿も見当たらなかった」という声も紹介した。

 橋下氏は「役所の気持ちも分かります。10年以上前に大阪でも同じようなことをやりましてね。大阪の時は15%か25%増しだったんですけれども、やっぱり先着順にやったら凄い大混乱になったんですよ。先着順はだめだってことはワクチン接種券の時に分かってるんですけども、ただ市役所が言うように、どれくらい売れるかっていうことが分からない。残ってしまうといろんな批判が出るんで」としたうえで「僕は、最後はデジタルが解決すると思う」と指摘。

 そして「今、マイナンバー制度があるんで、本当はこれをフル活用すれば、需要予測をきちっとやって、どれくらい発行すればいいのか、事前にどのくらいの世帯に配ればのか、全部こういうことでデジタル化したらできるわけだから、デジタル庁でなんとかこのマイナンバー、今は使える範囲が限られているんですけれども、こういうことにも使えるようにデジタル庁が旗を振ってもらいたいなと思います」と自身の考えを述べた。

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2022年9月12日のニュース