「鎌倉殿の13人」後鳥羽上皇 源実朝命名“1人ジェンガ”にネット冷や冷や?「話が入ってきません」

[ 2022年8月27日 13:50 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第32話。源実朝の名付け親となった後鳥羽上皇(尾上松也)(C)NHK
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 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は21日、第32話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 稀代の喜劇作家にして群像劇の名手・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。鎌倉を舞台に、御家人たちが激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 第32話は「災いの種」。奇跡的に息を吹き返した2代鎌倉殿・源頼家(金子大地)。頼家危篤の報が届いた後鳥羽上皇(尾上松也)は、ある考えを巡らす。政子(小池栄子)のもとには北条義時(小栗)らが集まり、新たな体制について話し合い。そんな中、比奈(堀田真由)は1人、思いにふける。先を見据えるりく(宮沢りえ)は夫・北条時政(坂東彌十郎)に京との関係をより深めるよう説き、愛息・政範(中川翼)も胸が躍る。そして、三浦義村(山本耕史)は…という展開。

 出家した“元13人衆”中原親能(川島潤哉)は京にいた。鎌倉からの文を後鳥羽上皇に届ける。

 文には、実衣(宮澤エマ)が乳母を務める頼家の弟・千幡(嶺岸煌桜)を征夷大将軍に任命してほしいと記されている。後鳥羽上皇は双六の駒を積み上げながら、慈円(山寺宏一)に相談。慈円は「過日、夢を見ました。壇ノ浦に沈んだ三種の神器。夢はこう言っていたように思います。失われた宝剣の代わりが武家の棟梁、鎌倉の将軍と。新将軍、大事になさいませ」と助言した。

 千幡は同時に元服。後鳥羽上皇は「わしが名付け親になってやろう。頼朝の子だからなぁ、何朝にしようかのう。(机の側面を指差し)ここのことを何と言うか知っておるか。このつなぎ目の出っ張りじゃ」。慈円は「実(さね)にございますな」。後鳥羽上皇は「必ずや、京と鎌倉をつなぐ『実』となってもらおう。実朝じゃ!」。高く積んだ“タワー”をなぎ倒した。

 「建仁3年(1203年)10月8日、千幡の元服の儀式が盛大に行われる」「一方、頼家は鎌倉を離れ、伊豆・修善寺へと送られた」「新たな鎌倉殿、3代将軍・源実朝の誕生である」(語り・長澤まさみ)

 SNS上には「後鳥羽上皇の1人ジェンガ?」「ジェンガが倒れないか気になって、後鳥羽上皇の話が頭に入ってきません」「後鳥羽上皇のジェンガ(じゃないよ)の使い方がうまかったな。積み重ねていく時の緊張感と文の内容は何か?というピリピリが重なったし、それを最後に崩すことでエキセントリックな性格が演出されていたように感じた」などの声が上がった。

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