市村正親「友達のスナック借りて歌の練習」 劇団四季退団直後の苦労話を披露

[ 2022年7月6日 19:21 ]

市村正親
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 俳優市村正親(73)が6日、NHK「ニュースLIVE!ゆう5時」で人生の分岐点を語るコーナー「The Crossroad」に登場した。

 人生の分岐点として、1990年の劇団四季を退団を挙げた市村。自ら決断した退団だったが、離れた後は「歌の稽古場もないので、友達のスナックを借りて、開店前に歌の練習をした」と苦労があったことを明かした。
 
 それでも92年、「ミス・サイゴン」のオーディションに合格。主役を勝ち取った。「絶対取ってやる!という何かが出てたと思う。俺以外はいないんじゃないかっていう気持ちもどこかにあったね」。以降、演劇界に欠かせない存在となった。

 50歳で、演劇界を代表する演出家・蜷川幸雄さんから出演依頼が舞い込んだ。「蜷川さんと仕事をした時は、ありとあらゆる所からダメ出しを食らう」と告白。「皆さん、演出家からダメ出しもらうとビビるけど、僕はダメ出しがうれしくてしょうがない。こんな財産ないですよね。タダでもらえるんだから」と感謝した。「飢えてればどんなもんでもウマイですよ。それはエネルギーのもとになる」と力を込めた。

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