高木菜那さん引退後、初のイベント出席　ショートヘア＆マスタード色で春の装い「新しい自分を出せた」

引退後、初のトークイベントを行った高木菜那＠ヒルトン大阪
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　スピードスケート女子で五輪に3大会連続で出場し、18年平昌五輪では団体追い抜きとマススタートで金メダルを獲得した高木菜那さん（29）が9日、現役引退後、初のイベントに出席した。

　大阪市内で行われた総合不動産グループ「第一住建ホールディングス」の発表会内のトークセッションに登場。4月5日の引退会見で「新たな世界へ飛び込んでいきたい」と話していた高木さんは春らしいマスタード色の洋服と「ずっとショートにしたかった」という念願のショートヘアで現れ、元アスリート目線で住宅に関するトークを繰り広げた。新たな暮らしのアイデアとして、「1つの場所で効率良く練習と食事とケアができるアスリートビルディング」を提案。「今までスポーツの話をした中で、家の話をして新しい自分が出せたのかな」と自己評価した。

　涙にくれた北京五輪から約3カ月。「今、北京五輪を思い出してもつらいという思いがある。でも今はつらいが、すべてを受け止めて向き合って行ければ、また新しい自分になれるかな」と、心境を明かした。