渡辺美佐子 67年の舞台出演に幕「元気な時に終わりたい」

[ 2022年5月10日 05:00 ]

最後の舞台へ意気込み意気込みを語る渡辺美佐子
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 女優の渡辺美佐子(89)が9日、都内で舞台「美しきものの伝説」(6月16~26日、東京・俳優座劇場)の取材会を開き、舞台出演は最後とすると報告した。

 1955年の初舞台から67年にわたる活動に幕を下ろす理由を「持病もなく元気な時に終わりたい」と語った。原爆朗読会は続け、映画出演は「面白そうな作品には出たい」と意欲を見せた。

 舞台は大正時代、演劇を志す青春群像を描き、渡辺は新劇女優1号の松井須磨子役。資料を集め「自立する女性を目指した人。私なりに表現したい」と抱負。現在の心境を「快き我に仕事あれ。それを果たして死なんと思う」と石川啄木の歌になぞらえた。

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2022年5月10日のニュース