道志村の山中から新たに骨と衣類を発見 元刑事が見解…警察は「全ての骨を見つけたいはず」

[ 2022年5月4日 19:27 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
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 元埼玉県警捜査一課刑事の佐々木成三氏が4日、テレビ朝日系「スーパーJチャンネル」(月~金曜後4・45)に電話出演し、山梨県道志村の山中でこの日、人骨のようなものと衣類が新たに発見されたことについて見解を語った。

 同番組では、山梨県警が山中から人のものらしき骨と、黒いハイネックの長袖を発見したことを発表したと速報で伝えた。衣類のサイズは不明という。捜査員はこの日、くわを持って捜索に当たっており、同番組によると、この日の発見物は土の中から見つかったという。

 先月には人骨と左右の靴、片方の靴下などが相次いで発見されている。現場近くのキャンプ場では、19年に小倉美咲さん(9)が行方不明になっており、この日見つかった衣類が美咲さんが当日、着用していたものと特徴が一致するかは分かってないという。

 現場でも取材に当たった佐々木氏は「今回、靴下、着衣、人骨というのはそれぞれ点在された場所で見つかっている。それがどういう流れで点在しているような形になっているのか。土自体も、これまで土砂災害とか、そういった形でたい積された土の中なのか。そういったことが、今後の捜索のポイントになると思います」と分析した。

 今後の捜査について佐々木氏は「着衣も時間をかければ見つかってきますので、その他の着衣なども見つかる可能性があると思います」と指摘。さらに「人骨というのも、(県警は)もし見つかるのならば、すべての骨を見つけたいと思っているはずです」とした。最初に見つかった骨からは個人を特定するDNA型は検出されなかったが、「今回みたいにDNA鑑定が難しいといっても、歯形の照合だったり、いろんな捜査ができます。まずは骨が見つかるのなら、すべての人体の骨を確認して、これが美咲さんのものかどうかという確認も大きなポイント」とした。

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2022年5月4日のニュース