市川海老蔵 舞台2作中止で感染者への配慮呼びかけ「責めたり、ああだこうだ言わないで」

[ 2022年1月20日 20:20 ]

市川海老蔵
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 歌舞伎俳優の市川海老蔵(44)が20日、自身のYouTubeチャンネルに動画を生配信し、新作歌舞伎「プペル~天明の護美人間~」(新橋演舞場)の19、20日の公演が中止になったことについて、切実な思いを口にした。

 お笑いコンビ「キングコング」西野亮廣が原作の同作は、舞台関係者の体調不良で19日の昼の部の公演が中止に。その後、関係者のPCR検査の結果が陽性だったことを受け、この日予定されていた昼の部千秋楽の公演も中止となった。海老蔵の企画公演で、21日から3日間の上演を予定していた「いぶき、」も中止となり、海老蔵は動画内で「おわび申し上げます」と何度も謝罪した。

 数々の興行、イベントが中止になる中、海老蔵は「犯人探しじゃないですけど、コロナで陽性になった方が最も苦しんでいらっしゃる。『自分のせいで』と思ってしまっているかもしれません。そこのへんのところもよろしくお願いします」と、感染した関係者への配慮を視聴者に求めた。

 感染力の強いオミクロン株のまん延により、東京ではこの日、過去最多を上回る8638人の陽性者が新たに確認された。海老蔵は「昨今はどんな方でも、私も、今(動画を)ご覧になっている1700人のお一人お一人も、いつどこでコロナになられるか分かりません。ですので、その方が悪いわけではございません。ですから、その方を責めるようなことや、ああだこうだ言うことはしないでいただきたいと、強くお願いをしたいなと思います」と力を込めた。

 さらに「皆様方もこのコロナの世の中でございますので、どんなに注意されてもコロナになられると思います。家族や職場の方、友達や仲間、そういう方がいろんな思いで過ごしていると思いますので、そういう方を責めることなく、『致し方ないよ。みんなで痛み分けだよね』という今にしてもらえたら」と願いを口にした。

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2022年1月20日のニュース