市川海老蔵 舞台中止も勸玄くん&ぼたんの気丈さに救われる「2人から逆に元気をもらってる」

[ 2022年1月20日 19:50 ]

市川海老蔵
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 歌舞伎俳優の市川海老蔵(44)が20日、自身のYouTubeチャンネルで動画を生配信し、この日の千秋楽が中止となった新作歌舞伎「プペル~天明の護美人間~」(新橋演舞場)について思いを語った。

 お笑いコンビ「キングコング」西野亮廣が原作の同作は、舞台関係者の体調不良で19日の昼の部の公演が中止に。その後、関係者のPCR検査の結果が陽性だったことを受け、この日予定されていた昼の部千秋楽の公演も中止となった。

 自宅からTシャツにメガネ姿でライブ配信に臨んだ海老蔵は、「一昨日、体調悪かった方が結局、陽性だったということで、今日はちょっと公演できないなということで。昨日、今日と楽しみにしていたお客様には大変に申し訳ないことをしてしまったなと思います」と謝罪した。

 これを受け、海老蔵の企画公演で、21日から3日間の上演を予定していた「いぶき、」も中止となった。「明日から始まる予定だでした『いぶき、』も、同じようなことでできないということで、中止という形となりました。楽しみにしていたお客様、いっぱいいたかと思いますが、この場をお借りしましておわびを申し上げます」と重ねておわびを口にした。

 一昨日は上演の可能性も話し合われたが、「皆様の安心、安全を裏切ることはできないので、苦しい判断でした。厳しい判断でした。仲間とも話し合って、やりたいという気持ちと、そうじゃないという気持ちと、みんなで話し合って、勇気を持って中止するという結論に至ったわけでございます」といきさつを説明した。

 「プペル」は海老蔵の長男・堀越勸玄くん、長女・市川ぼたんも交互出演することで話題になっていた。「2人も楽しみにしてたのに…。ですが気丈に振る舞ってもらって、2人から逆に元気をもらってしまっているかなという状態でございます」と、2人に救われたことを打ち明けた。

 19日は楽屋に行ってから、体調不良者がいることを知ったという。「楽屋に1時間くらいいたのかな?帰る時に演舞場の回りにたくさんのお客様がまだいらっしゃって。その姿を見て少し悲しくなっていたら、麗禾(ぼたん)も勸玄もそれを見て、申し訳ないということでした」。さらに「2人にもとても大きな思いをさせてしまったなと思っています。これも一つ…味わわなくていい経験かもしれませんけど、将来、何事も自分の思い通りにならないこともあるということを学んでもらえたならば、良かったかな」とつぶやいた。

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2022年1月20日のニュース