清原果耶ヒロイン「おかえりモネ」ギャラクシー賞月間賞「揺るがないメッセージ 珠玉のセリフ」

[ 2021年11月19日 12:25 ]

NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のヒロインを務めた清原果耶
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 女優の清原果耶(19)がヒロインを務め、10月29日に本編最終回(第120話)を迎えたNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)が19日、「2021年10月度ギャラクシー賞月間賞」を受賞した。

 朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」などやテレビ東京「きのう何食べた?」などで知られる安達奈緒子氏が手掛けたオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音(ももね)の愛称。1995年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米(とめ)で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描いた。

 選評は「大震災発災時に島にいなかったという心の負い目から、森林組合や東京の天気予報会社でのモネの心の旅が始まる。水を通した自然の循環から人の生命のバトンタッチへと昇華していく経験の中で、最後に明かされる妹の心の深い傷にも寄り添えるまでに至る。全体を通して統一した揺るがないメッセージがあり、珠玉のセリフも心に刺さった」と称賛した。

 「ギャラクシー賞」は放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するため1963年に創設。批評活動の一環とし、自主的に番組を推奨する「月間賞」を運営している。

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