立川志の輔 32歳の息子から3度の弟子入り志願「聞いてない」「もともとする気はなかった」も実は…

[ 2021年11月9日 15:11 ]

立川志の輔
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 落語家の立川志の輔(67)が9日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。32歳の息子から、過去に弟子入りを志願されていたことを明かした。

 
 志の輔は、毎年1月に行う1カ月公演のチケットは例年即日完売という人気落語家。私生活では32歳の息子がいるとしたが、司会の黒柳徹子(88)から、「落語家になりたいとはおっしゃらなかった」と聞かれると、「いやいや、本人は言ったつもりらしいんですけど、私は聞いてないといまだに言ってるんですけど」と切り出した。

 続けて、「本人はよそで『3度も頼んだのに断られたんだ』とか言ってますけど、頼むというのはきちんと誰もいないところで、和室なら正座をして、椅子でも両手をそろえ、『実は、私…』というのを頼むというんで。2人でそばを食いながら日本酒ちびちびやりながら、『俺、落語家になりたいんだよね』ってそばをすすられてもですね、『これは頼んだことにならないんだぞ』って話をしてるんですけど」と説明。「もともとする気はなかったんです」とも話した。

 理由については「父親の感覚で、この子は落語の面白いところも楽しいところもずいぶん見ただろうけど、そういう世界ではないんだということを説明する必要もないし、もっと彼は違うことで人を喜ばせることができる子だろうなということを、ずっと思っていたものですから」と打ち明けた。

 黒柳が「今、息子さんは“梅干しプロデューサー”に」と話すと、志の輔は「ハイ。そうです」と回答。「自分が落語をやらないと気が済まないという部分があったとしたら同じように、息子に言わせると、こんなに梅干しと言う素晴らしい文化を持った日本人が、梅干しってどういうもんだか知らないとか食べないとかいや、それはもったいないじゃないかということで、本当に梅干しにほれ込んで」と目を細めた。

 落語を教えることはなかったものの、幼少期はできるだけ本物を見せるということを教育方針にしていたとし、「スポーツも最低限のことをやって欲しかったので、野球のグローブを置いたり、テニスのラケットを置いたり、ギターを置いてみたり。やれっていう気はなかったんですけど、そばに置いといて、やりたいと言ったときにすぐにやれる状態にしておこうとは思ったんですけど」と意図を明かした。

 落語家についても、「本当はすぐじゃなくて、一回(大学を)卒業して、どこかに行ってからやりたいといったら考え直すつもりはないわけじゃなかったんですよ」との思いもあったと志の輔。「で、(大学卒業後に)糸井重里さん(の事務所)に預けたんですよ。糸井さんの世界がもの凄く面白かったんでしょうね。2年くらい預かってもらったんですけど、2年たったら『やっぱり落語家になりたい』って言うのかと思ったら、もうキラキラ輝いて毎日家に帰って来てたんで。正解だったとも言えるし、少し寂しいなと思って」と苦笑いした。

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2021年11月9日のニュース