加賀まりこ 真冬のロケで出演者に「あなた何様?」と言い放ったワケ 「わがままだと私は思うので」

[ 2021年11月4日 16:36 ]

女優の加賀まりこ
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 女優の加賀まりこ(77)が4日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。ある撮影で起こった出来事を明かした。

 10代でのデビュー以来、思ったことは迷わず口に出す気質から「媚(こ)びない女優」と呼ばれてきた加賀。「まあ、あたしは小さい時から活動屋の娘で、映画に携わるうちの子だったから、いろんな有名な方にも会いなれてたりして。撮影所に初めて行ってもおびえたりすることがなかったんで、新人みたいな初々しさはかけらもなかったと思いますね」と振り返った。当時、宣伝部で用意されたコメントなどについても「なんで?私の役は私が自分の言葉で説明するからこんなのいらない」と言ったこともあるとし、「そりゃ生意気に思いますよね」と笑って見せた。

 司会の黒柳徹子(88)から、「失礼なことを見逃すことができないんですって」と聞かれると、「そうですね。やっぱり、現場で立場が上だからってしてはいけないこといっぱいありますよね」と話した。続けて「その当時。やっぱりそれがとっても嫌だった。そういう人がいることで空気が変わることが」とし、自身の経験を披露した。

 ある冬の撮影のロケで雪の中、スタッフはある出演者を待っていたが、一向に現れず。加賀がスタッフに聞いてもどこにいるかは教えてもらえなかったというが、探してみると、借りていた民家でこたつに入ってテレビを見ていた。「皆を待たしてよ。しかもその方と私が車から降りるっていう1カットなの。なのに、なんでなのかなと開けて見たら、ご自身のテレビが放送されていたの。当時、ビデオとかもそんなにない時代。ご覧になりたかったんでしょうが、それはいくら何でもね、わがままだと私は思うので」と加賀は「あなた何様」と相手に言い放ったとした。

 「まだまだその方との撮影はずっとあるのよ。だけど言わずにはいられなかった。みんな外で待ってんのよって。既に私も2時間は待ってるわけ支度したまま」と加賀。「っていうような時に(怒りを)発動しちゃうんですね」と続けた。

 黒柳から、「その方今でも芸能界にいらっしゃる?」と聞かれると、「お亡くなりになりました」と回答。外から見るとそういうことは分からないような人だったのかと聞かれると、「とても立派な方と言われてましたよ」。正義感が強いのは下町気質なのかと言われると、「それはルール違反ですもの。大みそかのちょっと前くらいで、スタッフだって早くお家に帰りたかったと思うんです」と話した。

 

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2021年11月4日のニュース