「ドライブ・マイ・カー」浜口監督らに脚本賞、日本人初の受賞 カンヌ国際映画祭

[ 2021年7月18日 04:33 ]

カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した浜口竜介監督(ロイター)

 フランス南部で開催中の第74回カンヌ国際映画祭の授賞式が17日行われ、コンペティション部門に出品された「ドライブ・マイ・カー」の浜口竜介監督と大江崇允氏が脚本賞に選ばれた。日本人の同賞受賞は初めて。

 受賞に浜口監督は「最初にお礼を申し上げなくてはならないのは、この物語を与えてくれた原作者の村上春樹さん。そして役者の皆さんがこの物語を自分の身体で素晴らしく表現してくれた」とコメントした。主演の西島秀俊(50)も「世界の人々の共感を呼んだのは本当に素晴らしいこと」と祝福した。

 「ドライブ…」は村上春樹さんの短編小説が原作。西島演じる妻を亡くした舞台俳優・演出家が寡黙なドライバーの女性と出会い、自らの悲しみを見つめ直す姿を描く。日本公開は8月20日。

 最高賞「パルムドール」にはフランスの女性監督ジュリア・デュクルノーさんの「チタン」が輝いた。

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2021年7月18日のニュース