加藤茶 志村けんさんの才能に気づいた瞬間 「もしかしたら、こいついける」

[ 2021年3月31日 09:33 ]

そろって「加トちゃんペッ!」のポーズをとる「ザ・ドリフターズ」の(左から)高木ブー、仲本工事、加藤茶、志村けんさん
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 29日に一周忌を迎えた故・志村けんさん(享年70)の足跡を振り返るNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」(水曜後7・30)が30日、放送された。盟友の加藤茶(78)が出演し、その人柄を語った。

 志村さんがザ・ドリフターズの付き人をしていた時代を振り返り「入った当初は遠慮していたと思うんだけど。3カ月くらいたって、俺と友だちみたいな感じになってきて、冗談言うとパンって頭殴れるようになっちゃった。“3カ月で俺の頭殴るか”とも思ったけど、もしかしたら、こいついけるなという感じがした。笑いに対する貪欲さみたいなものがあって」とコメディアンとしての志村さんの素質に気づいたことを回想した。

 荒井注さんの脱退後、志村さんが加入したが、なかなか客に受けず悩む姿を見ていた加藤。「志村は考えることが大好き。なんでもかんでも自分で考えていた」と振り返り、ヒゲダンスも「出の音楽からなにから全部志村が考えて。考えるセンスはずば抜けてあった」と語った。

 最高視聴率50・5%を記録した8時だョ!全員集合」で人気を二分し、2人で冠番組も持った盟友。改めて志村さんの存在を聞かれ「かけがえのない相方ですよ。死ぬまでウケたい、そういう意味では死ぬまでがんばったんじゃないかな、志村は。いろんなキャラクター残した。財産ですよ、本当に」としみじみと話した。

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2021年3月31日のニュース