上白石萌音 「君の名は。」ヒットで周りの変化に追いつけず「全てに怖気づいてしまった」

[ 2021年1月10日 05:10 ]

上白石萌音
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 女優の上白石萌音(22)が9日放送のTBS「人生最高レストラン」(土曜後11・30)に出演、16年にアニメ映画「君の名は。」で宮水三葉の声を担当。一躍人気者になったが「周りの変化に全く追いつけなくて…」と心身ともに疲れた時期があったことを明かした。

 上白石は「両親とも教師なんですけど。厳しくしつけられて、いっぱい怒られて…親と言うよりは、教育者として育てられた感じです」という家庭で育ったという。司会の加藤浩次(51)から「そういう厳しい家庭にいて芸能界に行くっていうのは結構反対されたでしょ?」と聞かれ「私、劇団四季に入りたいと思って、両親に話してみたんですよ。そうしたら一蹴されて、本当に一握りの人しかご飯が食べられない世界だよ。覚悟がありますかって。私ちょっとだけ考えて、あ、無理だなって」と上白石。だが、その1年後に、「東宝シンデレラオーディション」を受けてみたら、と先生から勧められ、審査員特別賞を受賞した。

 その後、14年に周防正行監督の映画「舞妓はレディ」で主演のオーディションに合格し、拠点を東京に移した。順調に女優の道を歩んでいた上白石だが、16年に「君の名は。」が大ヒットした後には「周りからの扱いとか、お仕事の内容もどんどん変わっていって、街でも声をかけられるようになって、すごくうれしいことなんですけど、同じくらい怖くて…。ポロっといったことがばっと広まっちゃう怖さとか、何か全てに怖気づいてしまって、心身ともに結構くたびれちゃうな、みたいになった。周りの変化に全く追いつけなくて…」と明かした。

 そんな上白石だが、昨年はTBS系「恋はつづくよどこまでも」で佐藤健(31)と共演し、こちらも大きな話題に。ラブシーンでは「あとで見た時に私何やっているんだろうって頭抱えてました。恥ずかしくて…」と笑顔を見せ、将来は「先輩の俳優さんに言われたのが『女優さんは看護師から娼婦まで演じられるようになりなさい』って、それだけ選ばずに幅広くやるんだよというのを言ってくださって。だから、何が来ても二つ返事で『やります』って期待に応えられるように色々な経験をしないといけないな、とは思っています」とキッパリと語った。

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2021年1月10日のニュース