西川貴教 高校のバンド仲間と30年ぶり再会「待ってられない…」と去った西川にメンバーが明かす本音

[ 2020年11月18日 21:59 ]

歌手の西川貴教
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 T.M.Revolutionこと西川貴教(50)が18日放送のテレビ朝日系「あいつ今何してる? 2時間SP」(水曜後6・45)に出演。30年前に脱退したバンドのメンバーたちと“禁断の再会”を果たす場面があった。

 27歳でT.M.Revolutionとしてブレークを果たした西川だったが、実は中学生時代からバンド活動を始めていたという。「中学で組んでいたバンドが、高校1年生の夏に最後のライブしようということになって」といい、そのライブは大いに盛り上がった。「『次どうするんだ』『行くとこが決まっていないなら紹介したい』って言ってくれて」、そのときに誘ってくれたのが、ギターを弾いていた同級生だったという。

 その男性について、西川は「着眼点がすごく早くて、これから火が付きそうなアーティストやバンドをよく知っていて」と先見の明があったそうで、そこにベースとドラムを加えた4人で高校生バンド「RAY JACK」を結成。「音楽で食べていきたい」と思った西川は滋賀の高校を中退し大阪へ向かい、他のメンバーは高校に通いながらの活動だった。転機は高校3年生のある日「他のメンバーは大学進学して、受験が終わったらまた集まろうぜって感じで。僕は早くデビューしたくてしょうがなくて『申し訳ないけど待ってられない…』」という理由でバンドを抜け、それ以来接点は全くないという

 「自分は大阪出ていって、組んだ次のバンド(Luis-Mary)でデビューしてるんで、そういう様子をどう思っていたんだろうって。みんなはあのバンドのことをどう思っていたのか聞きたい」と西川。番組では、西川をバンドに誘った男性と連絡を取ることに成功。当時の西川について「“衝撃”の一言で。歌うと恐ろしく太い声で群を抜いてうまかった。絶対コイツと一緒にやらなアカンな」と思ったという。その男性が作曲し、西川が作詞を担当したオリジナルソングもあったという

 そんな中、結成1年で西川とメンバーにある理由で溝ができたことが明らかになる。「西川くんがメイクし始めたのに、僕らが耐えられなくなっていて」と語ると、モニター越しに西川は「そんなところ?」と驚いた表情。「僕はブルースのバンドがやりたいって思っていて」とも語り、音楽に対する考え方や、好きなジャンルも異なっていった結果「具体的に解散はなくて、自然に無くなったんです」と振り返った。

 そんな「RAY JACK」のメンバーたちが、なんと番組をきっかけに30年ぶりに再会。西川がVTRの中で「メンバーがすごく好きだったんです。あいつらが声をかけてくれたおかげで、今の僕がある」と赤裸々な思いを吐露したことに「そんなこと思ってくれていたなんて、ビックリした」と驚いていた。

 ベース担当の男性は「昔タカ(西川)が本を出して、今までの生い立ちが書いてあったんです。高校時代のところはほんの数行で『RAY JACK』を封印したと思い込んでいた。続けたかったと言ってくれたのは、純粋にうれしい」といい「友人から違うバンドでデビューしたと聞いて、最初はひがみで悔しい思いが先行していて。ただ、全部音源は聞いていました。T.M.Revolutionになったときは心底、応援する気持ちになれました。一緒にやっていたことが自慢、誇れる人になってくれた」と感謝の思いを告げる。

 ギター担当の男性が「あのとき続けていたら、逆に今の彼はなかったかも。全然違う方向に行ってたかもしれない。今考えれば、あのとき解散したから今があるんだなって」といい、最後にメンバーがオリジナル曲「Shade The Town」を演奏。これを見た西川は「なんか、会いたくなっちゃいましたね」と笑顔で語っていた。

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2020年11月18日のニュース