故ショーン・コネリー氏は認知症だった ミシュリーヌ夫人が明かす 無念と苦闘の晩年

[ 2020年11月2日 10:04 ]

90歳で亡くなった俳優のショーン・コネリー氏(AP)
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 バハマで10月31日に90歳で亡くなった俳優ショーン・コネリー氏が、ここ数年にわたって認知症で苦しんでいたことをミシュリーヌ・ルクブルン夫人(91)が明らかにした。

 英メール・オン・サンデー紙に対してその事実を公表したもので、同夫人は「認知症が重荷になって、ここ数年は彼自身をうまく表現することができませんでした。彼の最後の願いは穏やかに去っていくこと。少なくとも眠っている間に静かに息を引き取ったので、彼が望んでいた通りになりました」とコメント。アルツハイマー症を含めてどのタイプの認知症だったかは語っていないが、コネリー氏にとっては無念の晩年だったようだ。

 コネリー氏は1962年にオーストラリア出身の女優ダイアン・シレントさん(2011年に78歳で死去)と結婚して、のちに俳優となるジェイソン・コネリー(57)をもうけたが、1973年に離婚。1975年にモロッコ系フランス人の画家だったミシュリーヌ夫人と再婚し(同夫人は3度目の結婚)、同夫人が2人の前夫との間にもうけていた3人の子どもを自身の養子としていた。

 同夫人は「まさに模範的な男性。ゴージャスな人でした。素晴らしい人生だったので、彼なしで生きていくのはつらいです」と複雑な胸中を吐露。007シリーズを含めた多くの作品に出演した名優が認知症に苦しんでいたという一報は、英国や米国などの多くのメディアで報じられ、大きな衝撃を与える結果となっている。

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2020年11月2日のニュース