宝塚雪組トップ、望海風斗 初コンサートが4カ月遅れで開幕 来年4月退団へ完全燃焼誓う

[ 2020年9月11日 18:58 ]

初コンサートでエネルギッシュに歌い踊る宝塚歌劇団・雪組トップスター望海風斗
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 来年4月11日での退団が決まった宝塚歌劇団・雪組トップスター望海風斗(のぞみ・ふうと)の初コンサート「NOW!ZOOM!ME!」が11日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。

 同公演は当初4、5月に東京・文京シビックホールなどで行われる予定だったが新型コロナウイルス感染症の影響でいったん白紙になっていたもの。この日、約4カ月遅れ、しかも会場を本拠地の宝塚大劇場に代えての開催となり、望海ら雪組精鋭は久々のステージにパワーをさく裂させた。

 本来なら今ごろは、サヨナラ公演の真っ最中だった。劇団のスケジュール仕切り直しで、退団公演「fff―フォルティッシッシモ―/シルクロード」は来年1月1日に宝塚大劇場で開幕、東京宝塚劇場で4月11日千秋楽を迎えることが決まり、「(卒業まで)まだまだたくさん日にちはございます。このコンサートでは攻めて攻めて攻めまくる望海風斗から、未知なる望海風斗まで見せていけたら」と、集大成に向かっての完全燃焼を誓った。

 ステージでは「ずっと挑戦したかった」というピアノの弾き語りから、宝塚ナンバー、フィンガー5の「学園天国」など懐かしのヒット曲も披露。さらに人気アーティスト、ナオト・インティライミ(41)が望海のために初めて書き下ろした「夢をあつめて」を歌い上げ、宝塚随一の歌唱力でファンを魅了した。公演は19日まで。東京宝塚劇場では26日~10月3日。

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2020年9月11日のニュース