竹原ピストル&高畑充希がW主演 福島中央テレビ開局50周年オリジナルドラマ10・30放送

[ 2020年9月8日 05:00 ]

映画館「朝日座」の前で笑顔を見せる竹原ピストルと高畑充希(C)福島中央テレビ
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 FCT福島中央テレビは、来月30日に開局50周年を記念してオリジナルドラマ(タイトル未定)を放送する。ダブル主演を務めるのは歌手の竹原ピストル(43)と、女優の高畑充希(28)。監督は同局で16年に「タチアオイの咲く頃に~会津の結婚~」を制作したタナダユキ氏で、中テレと再びタッグを組んだ。撮影は8月中旬に終了している。

 舞台は福島県南相馬市に実在する映画館「朝日座」。大正12年の関東大震災の年に開館して以来、数々の災禍でも消失を免れ、11年の東日本大震災では住民が集う心のよりどころとなった場所。竹原演じる売れない映画監督の川島は生きる希望をなくし、「死ぬ前に好きだった映画を見よう」と朝日座へとたどり着く。そこで高畑演じるもぎり嬢の茂木らと出会う中で、居心地の良さを感じて滞在を決意。そこで“街のために”と、川島に映画製作の依頼が来る。主人公の苦悩と福島の再生を描くヒューマンドラマとなっている。

 南相馬市の他にも富岡町など福島県内で全て撮影し、県民にとって魅力ある一作。11年の震災発生時に福島市でツアーを行っていたという竹原は、「スカっと気持ち良く晴れた青空を見上げた時のような、そんな余韻の残る素敵な作品になると思います」とアピール。高畑は「福島の“人の温かさ”に驚きました。楽しくてクスリと笑えるドラマになっていますので、ご家族みんなで観ていただいて、観たあとは是非、ロケ地にも遊びに行ってみてください」と話した。

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2020年9月8日のニュース