宝塚雪組公演 ようやく初日、コロナ禍で4カ月遅れ 主演の彩風咲奈も喜び

[ 2020年8月29日 18:58 ]

ようやく初日を迎え、フィナーレで笑顔を見せる宝塚歌劇団雪組・彩風咲奈
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 新型コロナウイルス感染症の影響で開催が延期となっていた宝塚歌劇団雪組公演「炎のボレロ/Music Revolution!」が29日、大阪・梅田芸術劇場で開幕した。

 同公演は5月、同組スター彩風咲奈(あやかぜ・さきな)が初めて主演として全国ツアーを回ることで注目されていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のためいったん中止。全国ツアーを梅田芸術劇場公演に変更し、今月17日に開幕するはずだった。ところが8日になって出演者の1人がコロナに感染していたことが分かり、再度スケジュールを延期。二転三転を経て約4カ月遅れで初日を迎えた。

 主演の彩風は前日28日の公開げいこでも、「こうやって公演できますのも、皆様のおかげです」と声を震わせ、ようやく開幕を迎えたことに感激していたようだった。

 「炎の…」は1988年、星組トップだった日向薫主演で上演されたもので、今回32年ぶりの再演。1860年代、フランス政権下のメキシコを舞台に家族も財産も失った青年が祖国を取り戻そうとする姿を描いた。ダイナミックなダンスシーンも満載で、久々の舞台に彩風もセンターで輝きを放った。公演は9月6日まで。

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2020年8月29日のニュース