橋下徹氏 アベノマスク&星野源コラボ動画に「なんか官僚の感覚で決めたような気がする」

[ 2020年4月26日 20:29 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(50)が25日放送のABEMA「NewsBAR橋下」(土曜後9・00)にリモート出演。新型コロナウイルスの感染防止策として政府が1世帯に2枚配る布マスクについて言及した。

 布マスク配布は安倍晋三首相の肝いり策で、約466億円の予算を計上するとされている。橋下氏は「マスクがきて助かったと思う人がいるかもしれませんが、僕の政治感覚ですが、ほとんどの人が“何やってんだ”と思っていると思う」とコメント。

 「安倍政権について、僕は大きな方向性で賛成する部分は多いし、大阪の改革に協力してくださったことは大いに感謝しています」と政権を評価している部分もあるとしながら、「なんか最近ね、最後の決定をする時に官僚が最後決めたことをそのままOK出したような感じがする」と推測。

 「官僚は、案をつくる部分はプロ。政治家は案を中々つくれない。官僚の力を借りないと具体的な案はつくれないが、いくつか案をつくってもらった上で、最後に決めるのに(重要なのは)政治感覚」と述べた。

 安倍首相が投稿した星野源(39)の曲「うちで踊ろう」とのコラボ動画が炎上したことにも触れ、「動画の問題もそうなんだけど、なんか官僚の感覚で決めたような気がするなあ。政治家だったら“これはちょっと止めましょう”と言うはず。官僚の能力がないということではない。最後は政治家の感覚でやるしかないけど、そこがズレた感じがする」と持論を述べた。

 議員会館からリモートでゲスト出演した国民民主党の玉木雄一郎代表(50)は「もうマスクは配っていて、やってしまったことにどうこう言うのは仕方ないが、どう考えても政策として非効率だし、意味があるのかなと思った」とコメント。

 「問題なのは、入札でなく随意契約で(受注)4社くらい使っているんだけど、なぜか4社目は公開できないと。急いでやるのは大事だけど、こんだけ多くの税金使っているのだったら、少なくとも情報公開は大事だと思います」と批判。橋下氏も「具体的な不正はないかもしれないが“4社目をなんで隠すんだ”って、また国民がみんな言うよ」と苦言を呈した。

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2020年4月26日のニュース