志村けんさん 歌芸でも一世風び 「東村山音頭」「♪カラスの勝手でしょ~」「変なおじさん」

[ 2020年3月30日 13:02 ]

志村けんさん
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 29日に新型コロナウイルス肺炎のため70歳で死去したタレントの志村けんさんは音楽家としての一面もあり、歌芸でも一世を風びした。

 楽器を演奏しながらコントも披露する「ザ・ドリフターズ」には、付き人時代などを経て1974年4月1日に正式加入。当時の担当楽器はギターだった。

 故荒井注さん(00年2月に71歳で死去)の後任として苦戦中、起死回生のギャグが「東村山音頭」。地元の東京都東村山市を「4丁目」「3丁目」「1丁目」の3部構成で歌い、のどかだった音頭から激しく一転する「1丁目」で爆笑を誘うのがトレードマークとなった。

 TBS「8時だョ!全員集合」で国民的人気となったこの曲は76年にレコード化。同番組からは79年に、加藤茶(77)とタキシード姿で「ヒゲダンス」とコントを繰り広げる時のBGM「『ヒゲ』のテーマ」もシングル発売。翌80年には童謡「七つの子」の替え唄「♪カラスの勝手でしょ~」も定番ギャグに加えた。

 童謡では「ぞうさん」を替え歌にした下ネタも披露。英語の一人称変格「I,my,me,mine」と、ビートルズ作品「I ME MINE」にヒントを得たギャグ「アー・ミー・マー」もあった。

 「変なおじさん」のメロディーは、喜納昌吉(71)らの歌唱で知られる沖縄民謡「ハイサイおじさん」だ。

 フジテレビ「志村けんのだいじょうぶだぁ」からも88年に「ウンジャラゲ」、93年には「婆様と爺様のセレナーデ」がCD発売。

 つんく♂(51)プロデュースで研ナオコ(66)とのユニット「けん♀♂けん」を組んだり、「バカ殿様とミニモニ姫。」としてCDも製作した。

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2020年3月30日のニュース