「旅バラ」最終回は握手でお別れ 蛭子能収、太川陽介に「あんまり動かなくてごめんなさい」

[ 2019年12月25日 22:44 ]

バス旅珍道中を繰り広げた太川陽介&蛭子能収の名コンビ
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 俳優の太川陽介(60)と漫画家の蛭子能収(72)の名コンビ復活で話題を呼んだテレビ東京の旅バラエティー番組「太川蛭子の旅バラ」(後6・30)が25日放送で最終回を迎え、蛭子は長年世話になりっぱなしだった相棒に「どーもぉ」と短く感謝を伝え、名コンビの歴史にピリオドを打った。

 前身の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(2007年~2017年)から数えて12年。一時、2年半の中断があったものの、太川&蛭子コンビは視聴者から支持され続けた。

 番組冒頭で、太川が「今回が最終回…」と切り出すと、蛭子は他人事のように「悲しいですね」。これに太川は「本当?自分で辞めたいって言っておいて。(蛭子が)過酷なことできませんというから終わりになったんだよ」とぶちまけ、2人のラストランが始まった。

 今回は福島県・郡山を出発し山形県・銀山温泉を目指す1泊2日のルート。「蛭子の指名」で歴代マドンナ(33人)の中から、さとう珠緒(46)、加藤紀子(46)、熊切あさ美(39)の3人が同伴した。

 途中、バス路線が閉鎖になっていて、次のバス停まで2時間以上(約8.5キロ)歩き続けなければいけない場面も。さすがの太川も「ひどい番組だなあ。最後なのになんでこんな難しいルート持ってくるんだ」とキレ気味。蛭子は、加藤から「最後なんだから、(太川に向かって)ありがとうリーダーって言わなきゃ」と何度もすすめられ、「あんまり動かなくてごめんなさい」と太川に頭を下げたが、「本当に思ってんの?」とツッコまれ、苦笑いを浮かべていた。

 最終的に一行は14本のバスを乗り継ぎ、240キロを走破、ゴールに到着した。乗り継ぎが数分以内だったことが2度続き、太川らが「奇跡!」と感激するなか、蛭子は「こういうとき馬券買ったら当たるんだよ」と場違いな発言で、他のメンバーを白けさせる場面もあった。

 ゴールでは太川が「お疲れ様でした」と蛭子に手を差し出して握手したが、蛭子は「お疲れ様でした。どーもぉ」とあっさり。最後は一行5人が仲良く混浴。蛭子が太川と「また逢う日まで」を歌ったものの、途中で歌詞を間違えて“らしい”フィナーレとなった。

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2019年12月25日のニュース