MBS 年始に前代未聞の番組編成 3夜連続で人気ドラマ「イッキ見!」

[ 2019年12月25日 05:35 ]

福原遥主演のドラマ「コーヒー&バニラ」のワンシーン(C)「コーヒー&バニラ」製作委員会・MBS
Photo By 提供写真

 MBSが年末年始、前代未聞の番組編成を敷くことになった。年始は大泉洋(46)主演のドラマ「ノーサイド・ゲーム」を来年1月1日深夜から2日昼まで全10話、綾瀬はるか(34)主演の「義母と娘のブルース」はドラマ最終回の1年後を描いた新作に続いて2日夜から3日昼まで全10話、福原遥(21)主演の「コーヒー&バニラ」も3日深夜から全10話を4日早朝まで「イッキ見!」として3夜連続で再放送する。

 年末年始の深夜帯に連日再放送した例はあっても全話を順番にというのは異例の試み。同局編成局は「夜更かししてもええやんとなるのが年末年始。日常と違う年末年始を楽しんでというメッセージ、どうテレビを楽しんでもらえるかの提案です」と説明した。

 中でも「義母と娘のブルース」は2日午後9時からの新作に続いて全10話の再放送が始まり、1時間のドキュメンタリー「安藤忠雄78歳青春の記録 未熟ノススメ」、ニュースを挟んで3日午前11時45分まで半日余りの巨大放送となる。

 「ノーサイド・ゲーム」は平均視聴率11・4%(関西地区、ビデオリサーチ調べ)、初回の7月7日に全話の最高14・3%とラグビーW杯日本大会の盛り上がりの先駆けとなり、「義母と娘のブルース」は平均15・3%、9月18日の最終回に全話最高19・0%を記録した。見逃した、もしくは感動をもう一度味わいたい視聴者は存在するとしての決断だった。

 同時に2日に往路、3日に復路を読売系で中継する箱根駅伝対策もありそうだ。昨年は往復の平均31・4%(関東地区)が読売系で中継が始まった1987年以降歴代1位。関西地区でも2日に15・8%、3日に19・5%を出した。6日発表の視聴率次第では、地上波放送の年末年始が激変する可能性を秘めた社会実験になりそうだ。

続きを表示

2019年12月25日のニュース