ミルクボーイ“凱旋”漫才「天王寺区で優勝パレードしたい」 M―1優勝で来年3月まで仕事ぎっしり

[ 2019年12月23日 21:35 ]

<Tawake戯LIVE>M1グランプリ王者に輝き凱旋漫才を披露する(左から)ミルクボーイ駒場孝、内海崇(撮影・後藤 正志)
Photo By スポニチ

 「M―1グランプリ2019」を制したミルクボーイが、優勝から一夜明けの23日、大阪ミナミの「よしもと漫才劇場」での公演「TAWAKE戯れLIVE」に出演。ホームタウンへ“凱旋”を果たした。

 昨年の「霜降り明星」に続き、今年も“漫劇芸人”からM―1王者が誕生。立ち見を含む380人のファンからの大きな拍手を浴びて登場し「いつもこんなんちゃいますやん」と内海崇(34)も驚きの顔。「(優勝は)夢、夢。目、バッキバキです。寝てない」と目は充血気味だったが、駒場孝(33)の母親が忘れたものを題材にするお得意の漫才ネタ「デカビタ」で、いつも以上の笑いを誘った。

 駒場は「M―1ドリームですよ。住みます芸人をしている(大阪市)天王寺区で優勝パレードをしたい。オープンカーで」と語り、内海も「区役所の人も喜んでくれてます。谷町筋を貸し切って」と乗り気だ。

 前夜の「M―1」が今年4本目のテレビ出演で、初めての漫才だったが、この日は朝から東京、名古屋でテレビ6本に生出演し「1年分の仕事をした」と内海。決勝第1ラウンドでやった「コーンフレーク」のネタを4分間フルに披露するなど、早朝から引っ張りだこの1日となった。

 「人気、全くないんで、街で顔を指されることもない」と決勝前に内海が明かしていたが、注目度はうなぎ登りだ。決勝進出を決めて、ツイッターのフォロワー数が内海は3000から5000にアップ。駒場も7500から8500へと増えていたが、優勝の瞬間を境に、一夜にして内海は2万5000を超え、駒場も3万に迫った。

 スケジュールについても営業、舞台など週3日程度しか予定が入ってなかったところが、テレビ出演50本以上、雑誌、新聞などのオファーが殺到し「来年3月まで、ほぼ埋まった」と吉本関係者が“優勝特需”に嬉しい悲鳴をあげていた。

 東京進出については「続く後輩たちのためにも、M―1優勝者の責任があるかなと」と内海。「落ち着いたら作戦会議をしないと」と駒場。ただ、「角刈りする散髪屋さん、見つからんで」と駒場から言われると「そりゃアカン」と内海も東京進出を否定した。

 内海は8年間付き合っている彼女との結婚を聞かれ「3カ月続けて月収が30万円以上になれば」と前々から彼女と話しているそうだ。だが、決勝進出を果たして漫才劇場のギャラも最低ランクから1・5倍に増加。優勝したおかげで、さらにギャラアップは間違いない。ネタにしているコーンフレークのケロッグや、最中の店などには「ぜひCMをください。(名前)連呼しますよ」と内海はオファーを待っている。

続きを表示

この記事のフォト

2019年12月23日のニュース