佐藤康光会長 藤井聡太七段に監修ゲームソフトでほめられ「強くなった気が」

[ 2019年12月23日 16:47 ]

ゲームソフト「棋士・藤井聡太の将棋トレーニング」の発表会見に臨む藤井聡太七段(左)と、日本将棋連盟の佐藤康光会長
Photo By スポニチ

 将棋の最年少棋士、藤井聡太七段(17)が23日、都内でゲームソフトの初監修を発表したことについて、日本将棋連盟の佐藤康光会長(50)は、「こちらのソフトで、ルールを知らない方から強い方まで楽しみながら藤井七段とともに強くなって欲しいと思います」と呼びかけた。

 Nintendo Switch用のオリジナル新ゲームソフト「棋士・藤井聡太の将棋トレーニング」としてゲームスタジオが来年3月5日に発売。日本将棋連盟公認で、藤井七段は「聡太先生」として登場し、本人の音声が使用される。「聡太レッスン」と題して指導もする。

 佐藤会長は、「実際に私もゲームをさせていただきました。対局のみならず、“聡太レッスン”を受けたんです。私もプロ棋士なんですけど、藤井七段に『よく出来ました』とか『素晴らしい』とほめられますと、何か強くなった気がするんですね」と笑いを誘い、「そういうところもこのソフトの大きな魅力だと思っております」と続けた。

 ゲーム化の経緯については、「藤井七段がプロ棋士になりまして3年が過ぎました。この間、将棋ファンも様変わりしまして、従来のファン層に加えまして、ルールは知らなくても楽しんでいただけるファンの方が大変増えました」と将棋界に対する変化を説明。「一方で、そういう方々にどうやって将棋を楽しんでいただくか、が一つ課題になっておりました。ルールを知らない方々(を含め)、すべてをターゲットに、開発に協力させていただきました」と明かした。

 ソフトは藤井七段が初級者でも楽しめるように監修。20級から4段まで、幅広く細やかに調整されたAIをベースに、オリジナルストーリーを進めながら「お題」をクリアしていくことで、将棋の基本ルールから多彩な手筋や定跡を学べる内容。希望小売価格は4500円(消費税別)。

続きを表示

2019年12月23日のニュース