「クリスマスの約束」小田和正ら「委員会バンド」が4年ぶり新曲!いきものがかり水野良樹が曲名考案

[ 2019年12月4日 04:01 ]

2年ぶりに復活した「クリスマスの約束」の収録に参加した(前列左から)矢井田瞳、熊木杏里、和田唱、松崎ナオ、清水翔太(後列左から)常田真太郎、大橋卓弥、KAN、小田和正、JUJU、水野良樹、根本要(C)TBS
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 シンガー・ソングライターの小田和正(72)が2日夜、神奈川県横須賀市のよこすか芸術劇場でホスト役を務める年末恒例のTBS音楽特番「クリスマスの約束2019」(25日深夜0・10)の収録を行った。2001年にスタートした冬の風物詩だが、昨年は放送がなく、17年以来2年ぶり18回目の開催。シンガー・ソングライターのKAN(57)が初参加、清水翔太(30)が5年ぶりに出演。令和初の“クリ約”に、約3万通を超える延べ約10万人の中から選ばれた約1600人が酔いしれた。

 15年は横浜赤レンガ倉庫1号館、16年は赤坂BLITZと約400人収容のライブハウスが会場。17年は小田の古希を盛大に祝おうと千葉ポートアリーナで初開催し、約3000人の観客が集まった。今回の舞台は、小田が11年にライブを開いたこともあるよこすか芸術劇場。オペラハウス仕様の客席はステージが近く感じられ、より一体感が生まれる。冒頭、小田は「『my home town』(横浜市)を思い切り突き抜けて、横須賀にやって参りました!2年ぶりの『クリスマスの約束』ということで、楽しくやっていきたいと思います!」とあいさつした。

 ゲストはKAN、清水のほか、小田と「委員会バンド」を組むスキマスイッチ・大橋卓弥(41)常田真太郎(41)スターダストレビュー・根本要(62)いきものがかり・水野良樹(36)に、熊木杏里(37)JUJU(43)矢井田瞳(41)TRICERATOPS・和田唱(44)と“常連”が勢揃い。バンド「鹿の一族」のボーカルで、NHK「ドキュメント72時間」のテーマ曲「川べりの家」で知られる松崎ナオ(43)が初参加した。小田は豪華ゲストと古今東西の名曲をコラボレーションした。

 「アーティスト同士がお互いを認め、愛し、尊敬する」という共通の思いで09年に結成された「委員会バンド」が15年「約束」以来4年ぶりとなるオリジナル曲を制作。小田が冒頭のメロディーを作り、曲は1日で完成。歌詞は推敲を重ね、根本は「僕の印象だと、歌詞に一番こだわったのは小田さんです。書き終わったなと納得した時に『だけどさ』ってね(笑)」と明かした。タイトルは水野が考え、この日のステージ上で“サプライズ発表”し、新曲を披露した。

 また、5人はチューリップの名曲「心の旅」(1973年)もカバー。小田は「『心の旅』のヒットを横から見ていましたね。その頃つい口ずさんじゃった『心の旅』と今歌う『心の旅』は違いますね。あの頃より、ずっと自分に同化して、自分の歌みたいな(笑)。歳をとって、何か、そんな感じがします。『心の旅』、涙が出ちゃいます」と感慨深げに語った。

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2019年12月4日のニュース