八代英輝氏 名簿破棄と答弁の内閣府幹部に「現政権を強く支えようとするあまり歴史の審判を無視」

[ 2019年12月4日 14:07 ]

八代英輝弁護士
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 弁護士の八代英輝氏(55)が4日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。菅義偉官房長官が、今年の公費による首相主催の「桜を見る会」招待者名簿の電子データを巡り、内閣府幹部が5月21日の国会答弁で「破棄した」と説明した時点でバックアップデータは残っていたと認めたことなどに言及した。

 菅氏は、バックアップデータは開示請求の対象となる行政文書には該当しないとの認識も示した。内閣府幹部は5月21日の衆院財務金融委員会で名簿に関し「既に破棄した」と答弁。野党側はバックアップデータが残っていたことから「国会で虚偽の答弁をした」と批判している。

 八代氏は「内閣府も内閣官房も現政権を通じて行政を行うことによって国民に奉仕するという意識が徹底していると思う」とした上で「そういう意味では、彼らは彼らなりの正義を持ってやってるんだと思うんですけど、こと文書とか資料とかの保存の問題に関しては現政権を強く支えようとするあまり歴史の審判を無視しようとしている。ですから、この運用は徹底的に改めていただかないと、やはり問題だとうと思います」と指摘した。

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2019年12月4日のニュース