「第29回彦八まつり」開催 座談会に福団治、ざこばら

[ 2019年8月31日 14:39 ]

 「第29回彦八まつり」の奉納落語会で座談会に登場した(左から)笑福亭銀瓶、桂福団治、桂ざこば
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 「第29回彦八まつり」(実行委員長・桂文福)が31日、生国魂神社(大阪市天王寺区)で開かれた。

 「上方落語の始祖」米沢彦八の功績を称え、上方落語の伝統をアピールする目的から、6代目笑福亭松鶴の命日(9月5日)にちなみ、1990年の生国魂神社での「彦八の碑」建立を機に、91年から開催され、今回が令和になって初めての彦八まつり。この日の奉納落語会では桂春団治一門から桂福団治(78)、桂米朝一門から桂ざこば(71)という重鎮が登場し、座談会が開催された。

 福団治は60年、ざこばは63年に入門した当時、師匠の家へ内弟子に入った話などが明かされた。さらにざこばは朝丸時代の70年代に「動物いじめ」で人気者となった頃の話を披露。当時の音源を流して爆笑を誘った。「(米朝)師匠から“落語をせえ、落語を。やめてまえ”と言われた」と叱責されたこともあったそうで、「でも、おもろいなと言われました」と笑った。福団治も人気を得た「ペケペン落語」について「ウチは師匠から許可をもらった。2年だけやらせてくださいとお願いした」と明かした。

 また、昨年3月に80歳で亡くなった月亭可朝さんのヒット曲「嘆きのボイン」のレコードがかけられ、集まった300人のオールドファンを喜ばせた。

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2019年8月31日のニュース