熱中症や“怖い人”対策…アイドルも情報収集が大事

[ 2019年8月31日 09:00 ]

 アイドル活動にも情報収集が欠かせない。

 暑さが猛威を振るった今夏、各地のフェスの控え室で熱中症対策の情報が飛び交った。

 アイドルたちの間でブームとなったのはミニ扇風機。特に首にかけるハンズフリー型でファンが2つ付いているものが人気だった。

 「ステージには扇風機は持ち込めないから、待ち時間にいかにベストコンディションに持って行くかが大事。出演人数の多いフェスは控え室や舞台袖が暑いこともあるので対策をいろんな人に聞いています」とあるアイドルは語る。

 自分自身と近い環境にいる人たちの“暮らしの知恵”。「暑い中で風だけを当てると脱水症状を引き起す可能性もある」と医療関係者から声が上がり始めれば「一緒に使うと良い」とされた濡れタオルを早速試したアイドルから情報を得て、自分もやってみるという具合だ。

 アイドル出身のタレントは「ネットで調べ物はできるけど、本当に役立つのは口コミ情報」と断言する。「“出演させてあげるから”って甘い言葉で2人きりの食事を求めて近付いてくる人もいた」と“怖い人”が出現した具体的なケースを挙げ「“そんな誘いに応じたって仕事なんて得られない”ってことと“どう断ればいいか”っていうことを信頼のできるアイドル仲間の情報で学びました」と話す。別のアイドル出身者も「“こうした方がアピールできるんじゃないか”とか“こういう人に相談した方がいい”というような有益なものはほとんど自分で動いて得たものです」とうなずく。

 ネットで情報があふれる時代、口コミを含め、どれが信用できるのか。アイドルにとっては情報収集も大きな仕事になっている。(記者コラム)

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2019年8月31日のニュース