「TEAM NACS」4人目 森崎博之も「なつぞら」出演!初の朝ドラ 役名「大清水洋」残るは大泉洋

[ 2019年7月25日 12:00 ]

連続テレビ小説「なつぞら」第19週に出演する演劇ユニット「TEAM NACS」のリーダー・森崎博之(上)(下左から)安田顕、戸次重幸、音尾琢真も「なつぞら」に出演済みで「TEAM NACS」から4人。残るは大泉洋となった(C)NHK
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 チケット入手困難な北海道発の5人組人気演劇ユニット「TEAM NACS」のリーダーで俳優の森崎博之(47)がNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜前8・00)で朝ドラに初出演することが25日、分かった。第19週(8月5~10日)に、十勝支庁の支庁長・大清水洋(おおしみず・ひろし)役で登場。北海道・十勝が舞台の「なつぞら」には「TEAM NACS」から安田顕(45)戸次重幸(45)音尾琢真(43)が既に出演済みで、森崎で4人目。「TEAM NACS」が朝ドラを席巻中だが、残るは大泉洋(46)だけとなり、メンバー全員の出演が実現するか、注目される。

 女優の広瀬すず(21)がヒロインを務める節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」や「64」「精霊の守り人」「フランケンシュタインの恋」、映画「39 刑法第三十九条」「風が強く吹いている」などで知られる脚本家の大森寿美男氏(51)が2003年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。

 安田は帯広の和菓子屋「雪月」の店主で、なつの幼なじみ・雪次郎(山田裕貴)の父・小畑雪之助を、戸次はなつに絵心を教えた天陽(吉沢亮)の父・山田正治を、音尾は柴田牧場で働き、なつにとって酪農の良き先生となった戸村菊介を好演。森崎が演じるのは十勝支庁の支庁長・大清水洋。3人に続き、道産子パワーを注入する。役名が大泉洋と似ているが、この日発売のガイドブック「連続テレビ小説 なつぞら Part2」(NHK出版)で「TEAM NACSをご存じの方にクスッとしてもらえたら幸いです」などと語っている。

 「TEAM NACS」は1996年、北海学園大学演劇研究会出身の5人が結成。NACSは「North(北の)Actors(役者の)Club(集まり)Special(特別な)」の略称。04年、第10回公演「LOOSER~失い続けてしまうアルバム~」で初の東京公演を行った。公演を重ねるごとに人気を集め、15年の第15回公演「悪童」は延べ6万人を動員。千秋楽公演を全国の映画館へ生中継したライブ・ビューイングは3万人、合計9万人を魅了した。18年の第16回公演「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」は全56ステージを行い、延べ8万人を動員。ライブ・ビューイングと合計し、11万5000人。今や、最もチケットが取りにくい公演の1つになっている。

 折しも、大泉は7月にスタートしたTBS日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」(日曜後9・00)に主演。数々のヒットドラマや映画の原作を生み出してきた作家・池井戸潤氏(56)が書き下ろし、6月13日に刊行されたばかりの同名小説(ダイヤモンド社)を早くも映像化。安田が「下町ロケット」(15年、18年)、戸次が「下町ロケット」(15年)、音尾が「陸王」、森崎が「下町ロケット」(18年)と日曜劇場の池井戸作品に先に出演済み。大泉が“大トリ”となった。「なつぞら」も大泉が“大トリ”となるか。出演が実現すれば、ヒロイン(土屋太鳳)の父親役を演じた15年前期「まれ」以来4年ぶりの朝ドラで、大きな話題になるのは間違いない。

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2019年7月25日のニュース