ザブングル 9月復帰へ 2カ月の社会貢献申し出

[ 2019年7月2日 05:30 ]

ザブングルの松尾陽介(左)と加藤歩
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 ワタナベエンターテインメントは1日、詐欺グループの忘年会での闇営業が発覚したお笑いコンビ「ザブングル」の松尾陽介(42)と加藤歩(44)について、受領したギャラの額など聞き取り調査の詳細や今後の対策を初めて明らかにした。謹慎期間についても8月末までと今回の闇営業問題に絡む芸人の中で初めて判断。早ければ9月に仕事復帰する見通し。

 同社がマスコミ各社に宛てた文書によると、2人は、仲介役だったカラテカ入江慎也(42)から7万5000円ずつギャラを授受。先月6日の問題発覚当初の聞き取り調査で、金銭を受け取ったことを申告したため、同社もすぐに発表する予定だったという。

 同24日に発表が遅れたことについては「本件に関係する他のタレント及びその所属事務所より金銭の授受がない旨の発表があったことから」と説明。そのため再度、事実関係を慎重に確認したという。吉本興業は同7日、闇営業に関わった雨上がり決死隊の宮迫博之(49)ら芸人11人が「ギャラは受け取っていない」と主張していると発表していた。

 ザブングルの謹慎期間を8月末までとしたのは、2人が社会貢献を行うことを申し出たことなどを考慮した。今後、ほかの芸人についての判断にも影響を与えるとみられるが、宮迫やロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)は吉本興業や先輩芸人に虚偽の報告をしていたことが世間で問題視されていることから、謹慎期間は長期に及ぶ可能性が高い。

 ザブングルは約2カ月の謹慎中、ボランティアに取り組む意向。現在、ボランティア先を探しているという。闇営業のギャラは税理士を通じて修正申告を済ませた。受け取った計15万円を返金するために、どの団体に支払うべきか警察関係者らを交えて協議している。

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2019年7月2日のニュース