新人の細田佳央太&関水渚 初々しく初主演作PR「どう言えば記事になるのか…」

[ 2019年6月8日 15:51 ]

映画「町田くんの世界」の公開記念舞台あいさつに臨んだ(左から)松嶋菜々子、細田佳央太、関水渚
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 演技経験がほぼなく、オーディションで選ばれた新人の細田佳央太(17)と関水渚(21)がW主演の映画「町田くんの世界」(石井裕也監督)の公開記念舞台あいさつが8日、都内で行われた。

 この日はEXILEの岩田剛典(30)、高畑充希(27)、前田敦子(27)、太賀(26)、池松壮亮(28)、松嶋菜々子(45)も出席。主演作品が何本も出来そうな豪華共演陣に囲まれながら、フレッシュなコンビが登壇した。

 1000人の中から主役を勝ち取った細田は「昨日は眠れませんでした」とあいさつ。「たくさんのみなさんに観ていただけると思うと、わくわくしている」と目を輝かせながら、主演作が公開されたことについては「まだ実感がわきません」と、はにかんだ。

 関水も「一生懸命頑張った作品で私にとっては宝物のような作品。たくさんの方に観ていただけるなんて、とても、わくわくしています」と続いた。言葉も少なく、場慣れしていない主演陣に、前田が「二人の頑張りを(撮影現場で)見て来たので、これは早く(多くのみなさんの心に)届いてほしいなと思っていました」と後押しするほど。

 原作は安藤ゆき氏の同名コミック。勉強もスポーツもできないが、すべての人を分け隔てなく愛する「町田くん」が主人公。地味なめがねの要領も悪い高校生だが、困っている人を放っておけない16歳を細田が演じる。関水は人が大嫌いなクラスメート役。対照的な二人の出会いから、映画はラストシーンで奇跡的な展開を迎える。

 これにちなんで、この日のMCを務めた太賀から「みなさんにとっての奇跡のような出来事を教えてください。できれば記事になるような出来事だと、ありがたい」と問われた細田は、「すみません。どう言えば記事になるのか、まだわかりません」と初々しく回答。一方で「たくさんの、全世界の人々に、この映画を見てもらえるような奇跡が起きたらいいなと思います」とスケールは大きく期待した。

 関水は、「この映画に出演させてもらえたことが奇跡です。憧れの石井監督の作品で。そしてスーパースターの先輩たちと共演させていただけて」と胸を張った。

 池松はキャスティングに協力しており、「とにかく脚本が素晴らしかった。大きな作品で新人を抜てきするのは石井監督の新たな挑戦。リスクを冒しているからこそ、いい作品が生まれると信じていた」と強調。石井監督は、「手塩にかけて育てた子どもがお客さんのものになる寂しさはありますが、全力で作った自信作であることは間違いない」と断言し、「新人が、この作品とともに世に放たれるのは感慨深いです」と話した。

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2019年6月8日のニュース