高良健吾 主演作でのこだわりはふんどし「色や長さを決めるのに一番時間がかかった」

[ 2019年4月14日 13:00 ]

映画「多十郎殉愛記」の公開記念舞台あいさつに登場した主演の高良健吾(左)と中島貞夫監督
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 12日に全国公開した映画「多十郎殉愛記」の主演・高良健吾(31)が14日、大阪市内で舞台あいさつに登場した。

 舞台に上がった高良は5月に始まる新元号「令和」に向けて挑戦したいことを聞かれ、「アイロン掛け。2日前にアイロンを買いました。シャツを良く着るんですけど、シワが寄ったりするのがイヤなんで」と明かした。この日はトラブルで自前のスラックスを身につけ登場。「自分でアイロン掛けました。難しかった」と苦笑いした。一方、長編劇映画の指揮を執るのが20年ぶりの中島貞夫監督(84)は「令和」に向け「いつも次(の映画)があるとは思って仕事してません。皆さんがもう1本作れ、と言ってくださるならやりたい」と語り、会場の拍手を浴びた。

 高良が演じるのは長州藩を脱藩し、幕末の京都で居酒屋の用心棒を務める清川多十郎。映画についてのこだわりは「ふんどし。色や長さを決めるのに一番時間がかかった」。そのふんどしには「多十郎のキャラ、人柄が見えて面白い」とアピールした。

 関西について高良は「大阪と神戸にいとこがいますが“健吾の話はつまらん”と言われて。落とさんとアカンって。お笑いに対しての厳しさは好き。でも、大阪の舞台に上がるのは緊張します」と客席の笑いを誘った。中島監督は「昔、梅田の東映で真夜中にヤクザ映画とか、時代劇をやった。大阪のお客さんは画面に向かってヤジを飛ばすんですよ。健さん(高倉健)とか、文ちゃん(菅原文太)が出て。健さんが殴り込みに行くシーンで“監督、健を殺すな”って。そういう異様な熱気が大阪にあって、懐かしい思いがあります」と熱狂的な大阪のチャンバラファンを思い出し、「チャンバラは日本映画界の最高のパフォーマンス」と胸を張った。

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2019年4月14日のニュース