北川悦吏子氏 新作脚本を書き始める「愛せる作品にしなくちゃ」昨年朝ドラ「半分、青い。」以来

[ 2019年4月3日 20:35 ]

北川悦吏子氏
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 昨年前期のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」で朝ドラに初挑戦した脚本家の北川悦吏子氏(57)が3日、新作の執筆に取り掛かった。自身のツイッターで報告した。

 「『半分、青い。』が完全脱稿したのが、去年2018年の7月16日。そして、今日が今年2019年の4月3日。新しいホン(脚本)を書き始めた。何日ぶりだろうか。書き始めると止まらない。体調悪いから、今日は無理をしないように。思いついたことをメモしてもう止めよう」と報告。「愛せる作品にしなくちゃ。まずは、私が」と指針を示した。

 昨年9月のインタビュー。「半分、青い。」の脱稿時の心境を問うと、劇中にも登場したボクシング漫画の金字塔「あしたのジョー」の最終回、主人公・矢吹丈が“真っ白な灰”になったような気分と表現。「本当に魂を抜かれてしまった感じがします」と精魂尽き果てたことを明かした。

 次回作については「書きたいものは2~3、プランがありますが、まだ『半分、青い。』が抜け切らず、頭が追いついていません。皆さんの心を打つものを書くために、今は自分に“波”が来るのを待っているところです」。当時、構想を温めている段階で、既に制作サイドからは「形(企画書)にしてほしい」と依頼されていた。

 今後について尋ねると「いろいろなノウハウを培ったので、よりよいものが書けるに違いないと思っています」と朝ドラの経験が糧になると確信。新たにチャレンジしたい分野は「アニメの脚本」と打ち明けたが、北川氏の新作に期待が高まる。

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2019年4月3日のニュース