「令和」こち亀・両さん「いいんじゃねーの」 巨匠たちが特別イラスト発表

[ 2019年4月3日 09:30 ]

新元号「令和」をイメージした特別イラスト
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 「こちら葛飾区亀有公園前派出所」で知られる漫画家・秋本治氏(66)や、日本を代表するアーティストの天野喜孝氏(67)、大河原邦男氏(71)、高田明美氏(64)が2日、都内で開かれた展覧会「ラフ∞絵」の開会式に参加。新元号「令和」にひらめきを得た特別イラストを描き下ろした。

 “こち亀”の名物キャラ両津勘吉を念頭に秋本氏は「令和」について「両さんならきっと“あ、そう、いいんじゃねーの”って言っているんじゃないかな。でも、もしかしたらそんなことよりボートレースとか競馬のことを考えているかも」と笑いを誘った。

 4人が新時代への思いを込めて描いた特別イラストは3日から会場内で展示される。

 ▼大河原邦男氏(「機動戦士ガンダム」のメカデザインなど担当)日本のサブカルチャーがやっと世界的に認められてきた。世界のアニメファンに喜んでいただけるように仕事をしていきたい。令和では今までにない発信方法ができるんじゃないかと期待している。

 ▼天野喜孝氏(人気ゲーム「ファイナルファンタジー」のイメージイラストなど担当)令和は今までのものを全て忘れて新しい気持ちで(物事に)取り組めば楽しくなると思う。もちろん過去はつながっているけれども、これを機会に僕も新しいことを始めたい。

 ▼高田明美氏(アニメ「魔法の天使クリィミーマミ」のキャラクターデザインなど担当)世界中の戦争がなくなりますようにと思っている。令和は人々が美しく心を寄せ合うという意味が込められているそう。その言葉のように、他者を尊重して多様性を認め合えるようになってほしい。

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