安藤サクラ“家族の愛”胸に 女優主演賞に感慨「娘にお乳をあげながら参加した作品」

[ 2019年2月15日 05:30 ]

女優主演賞の安藤サクラはビデオメッセージで喜びを語る(撮影・西川祐介)
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 2018年(第73回)毎日映画コンクールの表彰式が14日、川崎市のカルッツかわさきで行われた。「万引き家族」で日本映画大賞に輝いた是枝裕和監督(56)は「大賞は初めて。うれしいです」と笑顔。柄本佑(32)と安藤サクラ(32)は初の夫婦同時主演賞に照れた。スポニチグランプリ新人賞に選ばれた「教誨師(きょうかいし)」の玉置玲央(たまおき・れお=33)と「菊とギロチン」の木竜麻生(きりゅう・まい=24)は背筋を伸ばしてさらなる飛躍を誓った。

 「万引き家族」で女優主演賞に輝いた安藤サクラは出演中のNHK朝の連続テレビ小説「まんぷく」の撮影が佳境とあってやむなく欠席。「産後初めて(娘に)お乳をあげながら参加した作品でもあり、特別な賞になりました」とビデオメッセージで喜びを語った。

 血のつながらない一家を通して“家族の絆”とは何かを問いかけたヒューマンドラマ。安藤はリリー・フランキー(55)扮する一家の主の妻・信代を圧倒的な存在感で演じた。

 安藤に代わって、大人顔負けの演技を披露した城桧吏(12)と佐々木みゆ(7)の2人の子役がステージに登場。城は「安藤さんは撮影していない時は楽しく一緒にしゃべったりしてくれましたが、撮影に入ると、いきなりスイッチが入って凄く勉強になりました」、佐々木も「(樹木)希林さんみたいな女優さんになりたいです」とスピーチし、立派に代理を務めた。

 安藤はメッセージの中で夫・柄本との夫婦同時主演賞にも触れ「凄くうれしい。感慨深いです」と、バレンタインデーの日の表彰式を甘く締めくくった。

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