竹中直人、市原悦子さん通夜で涙…“母ちゃん”との別れ悲しむ 大河「秀吉」で親子役

[ 2019年1月17日 19:39 ]

<市原悦子さん通夜>ハンカチで涙をぬぐいながら報道陣の質問に答える竹中直人(撮影・三島 英忠)
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 心不全のため1月12日に82歳で死去した女優の市原悦子(いちはら・えつこ、本名塩見悦子=しおみ・えつこ)さんの通夜が17日、東京都港区の青山葬儀所で営まれ、俳優の小野武彦(76)、俳優の竹中直人(62)、女優の川上麻衣子(52)らが参列した。

 祭壇は森をイメージし、緑色を基調としたもので、市原さんが愛した観葉植物で彩られた。棺(ひつぎ)には故人の写真集4冊と書籍4冊、日常生活で使っていたものが収められる。宗派、戒名はなし。

 式のはじめに市原さんの代表作がまとめられた映像が約10分間流れ、市原さんと20年来の親交がある「ゴダイゴ」のリーダー・ミッキー吉野(67)がピアノ演奏で追悼。2人の共演舞台の曲「夢とごはんの木」を天国の市原さんにささげた。

 1996年のNHK大河ドラマ「秀吉」に主演した竹中は、同作で市原さんと親子役で共演した。市原さんは秀吉の母「なか」役。尾張訛(なま)りで話し、秀吉を深く愛しながらも、時には厳しく叱責(しっせき)する母親だった。竹中はハンカチで涙をぬぐいながら「いろんな角度から何度も芝居をしまして、市原さんが“何度も何度も同じ芝居。もうやめようって言いなよ”とおっしゃって」と撮影現場での思い出を語った。

 「その後スタジオで会ったときは作品と同じように“母ちゃん”って呼ばせてもらいました。芝居のエネルギーがある方でした」と言葉を詰まらせながら、天国へ旅立った“母ちゃん”をしのんだ。

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